はじめに
第118回有田陶器市開催。去年、一昨年はWeb有田陶器市として開催されましたがリアルイベントとしては3年振りの開催(第3回Web有田陶器市も開催)。というわけで久しぶりの有田陶器市へ行ってきました。
有田陶器市とは
明治29年、深川栄左衛門と田代呈一の主催で陶磁器品評会が開かれ。その後、この品評会と同時に開催されるようになった蔵ざらえ大売出しが陶器市のはじまり。町内一円にわたって店が並び、九州を中心とした全国から約120万人が訪れ、いつもは静かなやきものの里が大いに賑わう。
第118回 開催情報
第118回 有田陶器市
期間:2022年4月29日(金)~5月5日(木)
場所:有田町内各所
主催:有田商工会議所(TEL0955-42-4111)
同時開催:有田国際陶磁展
4月29日(金)~5月8日(日)
イベントポスター
今回のイベントポスターがこちら。実は今回、僕は事前にポスターを見る機会がなく会場にて初めて見たのですが、とても素敵なポスターで強く印象に残りました。
今回は佐賀県立有田工業高校の川原夕佳さんによるデザインとの事。川原さん、大活躍すぎやしませんか。有田陶器市の雰囲気をしっかり伝える事ができる素晴らしい絵ですね。(そういうば僕もイベントポスター制作を何枚もしており、イラストレーターの絵をメインに使ったものをこれまで何度も制作してきましたが、自分とは違う感覚の文字入れも、面白い配置だなと関心したり)
陶器市へ
佐賀市在住の僕は有田陶器市へと朝6時45分頃に出発。いつもならもっと早く出るのですが今回は長女のバレー遠征出発と重なったためにこの時間。それでも8時には到着し、予定通りの駐車場に停めることができました。そうそう駐車料金の支払いがPayPay対応になっていた事にイマドキだなと感じたり。
駐車場は3年前と同じひらき球場。今回は検温場が設営されておりました。おそらく公営の駐車場には全て設置されてるのかな?会場内によ検温所は有り、更に食べ歩き禁止や食事話休憩食事スペースの拡大、その食事スペースのテントもテント同士の距離をとったりと感染症対策の徹底がされていました。
陶器市風景
さて、有田陶器市レポに入るのですが…あのですね、写真はラフにしか撮っておらず…なので撮った写真を巡った順番などは問わずごちゃまぜで紹介しますので、そこから陶器市の雰囲気を感じとってもらえたらと思います。つまり、読者様の理解力、感受性が大事。
陶器市の中ではいつも古き良き街並、古き良き“市”、古き良き陶器に沢山出会えます。
そしてその中に沢山のモダンさが溢れています。
この“古き良きもの”と“新しいもの”、そのどちらも詰まっているのが有田陶器市。
どちらも詰まっているかこそ、今でも老若男女問わず訪れる“市”なんだと思います。
広い広い会場にとてつもなく多くのお店が出ており、歩いて歩いて掘り出し物を探すのは楽しくてたまりません。
掘り出し物も沢山あるし、かと思ったらその隣にはとっても高価な陶器が普通に並んでる。コレいいなと思って手にとってみたら物凄く安かったり、逆にゼロが1つ2つ多かったり(笑)かと思ったら「ご自由どうぞ」のコーナーがあったりで、こんなに会場内の散策が楽しいイベントはないかと。
毎回ついつい欲しくなっちゃうのは箸置き。そんなにアレもコレもいらないのに、可愛いものがいっぱいで欲しくなっちゃうんですよね。
あと、これはどうでもいい余談。「怒ったかんな、許さないかんな、陶房かーんな」と橋本環奈モノマネ風にやったら妻に「そういうのいいから」と冷たくあしらわれました。
ピックアップ
個性豊かで素敵な焼物に溢れている有田陶器市ですが、その中でも個人的に好きだったものをチョイス。
今回は気に入ったのはGALLERY SORA。
優しい可愛らしいモノクロは見てるだけで癒やしになりますね。
そして波佐見焼のnatural69、こちらは我が家でも御愛用しています。デザインすごく好き。揃えたくなってしまいます。
館内の写真はありませんが香蘭社はもちろん良かった。香蘭社は何箇所も売場がありますがやっぱりどこも人で賑わっていました。
あとあと、コレ。副武製陶所の吉田プロレス、最高。笑
CAFE DE ARITA
トンバイ塀通りも歩きまして。
こちらを歩くのはもちろん《CAFE DE ARITA》でコーヒーを味わうためです。
まずはアイスコーヒーと、息子は7upを。
それからハシゴしてパンとホットコーヒーを。
いつもハンドドリップでコーヒーを淹れている息子・ミツナリ、目の前でのハンドドリップをじっくりと眺めてお勉強。楽しくワイワイ眺めるというより視察するかのような少年。お味のチェックにも余念なく、大変満足しておりました(※もちろん少年が飲むのはほんの少しにさせております)
このイベントのコーヒー、何がいいって紙コップが有田焼デザインなのです。これを飲むのが陶器市の楽しさの1つです。ちなみに、今回は味わえなかったのですが、アイスコーヒーを陶器のカップに入れてくれて飲み終えたらそこカップは持って帰れる店もあります。そちらもお土産ゲットできてオススメ。
フード
有田陶器市ではフードも充実。僕は朝早くに行きましたがお昼が近づき人の量も増えてくるとフードエリアや屋台のそばはとても賑わっておりました。
僕らは今回、朝ご飯を車内で食べながら会場に向い昼には帰ったのだ、会場ではあまり食事をとらず。なので食べたり飲んだりしたのはコーヒーとパン、それにたこ焼きやクッキーぐらいです。…えぇ、なんだかんだ言って食べておりました。たこ焼きはイタリアンをチョイス、オリーブオイルが効いておりました。
クッキーは陶器のお店にて。
陶器同様、焼菓子も綺麗にディスプレイされておりました。
自然の風景
訪れる度に「ここに住みたい」と言ってしまうような街ってありませんか。僕にとっては有田の街もそのひとつ。まぁ便がいいとは言えそうにない街ではありますが(笑)しかしこの山間の雰囲気…好きだなぁ。
これは海と山が近かい静岡の、おばあちゃんの家が山間に有り、自分の家が比較的海の近くで育った自分だからこそ、より“響く”風景なのでしょう。
(※ちなみに、もちろん海の街を訪れても「ここに住みたい」と言う率は高くなります)
とにかく綺麗な木々と綺麗な小川がある有田の、山間の風景って本当に心が癒されるので、好きです。
まとめ
今回はなかなか家族のスケジュールが合わない中で午前だけという短い時間しか有田陶器市を楽しむ事ができませんでした。それでも限られた時間の中でたっぷり楽しむ事ができたので満足です。
とはいえ、そもそも有田陶器市1日で全てを見切れるようなものではないので。来年こそは2〜3日フルで堪能したい!
(※注…有田陶器市のあとは毎年このセリフを言っている。笑)
以上で有田陶器市レポは終了。久しぶりの有田陶器市はやはりとても素敵なイベントでした。記事をお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ
GALLERY SORAのこちらが我が家の玄関に。とってもいい感じ。
そして少年が自分の小遣いで買ったこちらで…食事中のお茶がとっても豪華に。笑
記事紹介
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