図書館にて
夏休みに入る直前、子どもたちが学校から本を借りてきまして。娘ホノカが借りてきた本の内容が興味深かったのでご紹介。
と、その前に。娘ホノカはまぁ人並みなんですが、息子ミツナリの学校の図書館を読み漁るペースが異常なんですよ。現在小学4年生のミツナリ、1年生でも2年生でも3年生でも毎年度、図書館の本を300冊読んでまして。“1年間で本を沢山読んだ人ランキング”ではいつも3位以内に必ずいます。学校以外でも公共の図書館で借りてきたりしてますからね、本を読むのが楽しくてたまらないみたいです。これはすごく良いことなので僕は感心してばかりなのですが、しかし一方で自分が学生時代に本を読んでこなかったことに「もったいないことしたな」と強く思わされてしまいます。僕はですね、今でこそオーディオブックを聴きまくり書籍も楽しめるようになりましたが学生時代はほぼ図書館を使ったことがなかったのです。厳密にいうと高校時代にクーラーがあるからと涼むためだけに図書館に入っていまして。小学生の頃読んだ本の記憶はぼくらシリーズのミステリー列車だけ、中学は無し、高校は…まぁとにかく、大人になりさくらももさんのエッセイに出会ってからようやく小説などもな読むようになったのは、やっぱり子どもの感覚で読むという体験を全然せずに育ってしまいもったいなかったと思います。とはいえ、だからこそ新鮮な感覚で今、小説やエッセイ、童話を楽しめているからいいんですけどね。
本題
脱線した話が長くなってしまい申し訳ありません、ちゃんと本題に戻します。
娘ホノカが借りてきたのがこちら。
くらべる世界
文:おかべたかし 写真:山出高士
ページ数:176 判型:A5変形
発売:2018年02月26日 出版:東京書籍
この本。各国の文化、食、日常、風景などの違いを写真で比べるというものでどのページも興味深くて面白くオススメなのですが、ごめんなさい、今回は表紙の件がだけ取り上げます。
表紙見て思いませんか「なんだ、第4の手って」と。気になって気になって本を読んでいくと…ありました76ページ、フランスのジャンケンは出す手が4種類ですって。グーは石(ピエール)、チョキはハサミ(シゾー)、パーがフランスでは木の葉(フェイユ)な模様。それから第4の手、井戸(ピュイ)。…井戸。第4の手ってなんだ!井戸ってなんなんだ!“ファティマ第三の予言”並に謎を感じる“フランス第4の手”。
画像で紹介
で、準備のいい男・モグ、文字だけだとわかりにくかと思いまして画像も用意しました。
左下 木の葉(パー) / 右下 井戸
※注…《くらべる世界》の表紙を参考に井戸を覚えましたが、書籍の中で取り上げられている写真を見ると指をまっすぐ伸ばす感じではなく丸を作るのが正しいようです。…そりゃよく考えたら井戸ですものね、形は丸の方がわかりやすいですよね。この記事では撮影してものをそのまま使用していますが、そのあたりの間違いは御了承ください。
※注2…執筆後ネットで調べてみると井戸ではなく噴水だったりツボと表現する場合もあるみたいです。この記事では《くらべる世界》を参考に井戸として記載させてもらいました。
ねっ、準備いいでしょ。今回は更に、わかりやすくこのジャンケンのルールをお伝えします。
まずこちらは基本通りの勝ち負け
あいこも同じ
(井戸も同じなので同様に記載)
ピュイの勝ち負け
さてさて、ここからが大事。井戸の勝ち負けですよ。井戸は石とハサミをしずめる事ができるので井戸の勝ち、木の葉は井戸を塞ぐことができるので木の葉の勝ち、との事です。…井戸を塞ぐことができる??…まぁいいや、そういうルールらしいので文句言うのはナンセンスです、受け入れましょう。
…。石はハサミに勝って木の葉&井戸に負ける、ハサミは木の葉に勝って石&井戸に負けるという、それぞれ1つに勝って2つに負ける状態で。それに対して木の葉は石と井戸に勝ってハサミに負ける、井戸は石とハサミに勝って井戸に負ける、それぞれ2つに勝って1つに負ける状態。ルールに文句言うのはナンセンスとか言ったそばからアレですが…バランス悪くね?勝率のバランス均等じゃなくね?いいのそれで?…失礼、ついつい言葉が乱れてしまいました。
というわけでフランスのジャンケンには謎に第4の手があるよという記事でした。お読みいただきありがとうございました。
出演
赤コーナー ミツナリ少年の左手さん
青コーナー ミツナリ少年の右手さん
参考書籍
Amazon
楽天 / Yahoo!
記事紹介