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身体の異変

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はじめに

このコラムはこれまでボイスブックコンテンツWritoneにて公開されている《ライトーンモグコラム》のエピソードです。文章作品ではなく、あくまでも音声作品として書いたものですので、文章はオマケ程度でボイスブックをお楽しみいただけたら嬉しいです。

 

 

作品説明

2019年のボイスブック。え?しょうもない?そんな事言われても、そもそもモグコラム自体がしょうもないものなんだから仕方ないでしょ。

 

 

ボイスブック

ボイスアクター:ようじろう


 

 


 

身体の異変

「いやぁ今日もいい汗かいたなぁ」って。とりあえず軽くシャワーで汗流そうと気分良く脱衣所で服を脱いでいる時にね。気づいてしまったんだよ、身体の異変に。焦ったよ、なんかもう死期が近いのかと思って。

「ねぇねぇ、ちょっと来て。やばい…」慌てて嫁を呼んでさ。そういう時、嫁は冷静だからね、表情1つ変えずに僕の話を聞いてくれてさ。「ここ。ここ、ちょっと触ってみて。…ほら。やばいでしょ?」そう言ってね、お腹を触らせたんだよ。「ね?冷たすぎるでしょ?」って。

そしたら嫁、やっぱり冷静に、表情変えず言ったんだよ。「脂肪だからでしょ?脂肪は冷たくなるって言うし」困惑するよね。「そ、そうか…脂肪だからなのか…そっか…よ、よかった、もう死ぬのかと思って焦ったよ…脂肪だからか…」そして嫁は「そう。脂肪だからだよ」って、もう一度同じ事を表情変えずに言い、その場を去っていったよ。

以上、身体の異変でもう死亡するのかと思ったら脂肪が冷たくなってただけだから死亡するわけではなかった、というお話でした。

 

 

 

 

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