はじめに
我がモグ家にはキモ鬼様が躍動する《節分の儀》という伝統がある。詳しくは2022年2月15日mogumogumo.jpへ投稿《父から子へと》(初稿は2020年2月7日noteにて)をご覧いただきたい。ちなみに昨年はどうだったかというと、そちらはぜひ2022年月日投稿《節分の儀 2022》をご覧いただきたい。
2023年のキモ鬼様
さぁそれでは今年のチビキモ鬼様の活躍をご覧いただきましょう。父から受け継いだ大役も、もはや自身の芸とし風格を漂わせて登場です。


チビキモ鬼様のお得意、筋肉ポーズ。1年前はギャグ感が強かったこのポーズも小学4年生となり毎日スポーツをして遊びまくっているため肩幅もしっかり出てきて格好良く決まるようになっておりました。


格好良く決まる、それはとっても良いことなのですが、残念ながらその反動で2023年のチビキモ鬼様にはキモさが全くなかったです。だがしかし、ポージングのキレは抜群、謎ポーズもビシッと決まる決まる。かっちょよすぎてシビれるぜチビキモ鬼様。あとキモくないの何故か笑えるところもグッド。
そうそう見えづらいけれど腰に緑と黄色の何かが垂れていることにお気づきでしょうか。コレ、実は父がその昔使っていたカポエイラの帯です。シャツはJリーグが始まった当時のオールスターのユニフォーム、ハーフパンツは高校時代のバスケのユニフォーム、それから15年くらい前に使っていたカポエイラの帯、チビキモ鬼様のその姿に父の歴史が色濃く反映されています。
もちろん父の歴史だけじゃない、少年自身のエッセンスも反映されていて、それがこのシーン。武士や将軍、戦国時代好きの少年らしいちっちゃな日本刀(ちゃんと鞘から抜いて披露していた)で迫る。
ちっちゃな日本刀という見せ場のあと、豆を投げられて退散するチビキモ鬼様。あ、豆は父のおつまみ的な袋入りのやつです。


チビキモ鬼様が去り舞台は静まる。しかし本当にこれで終わりなのか。事前に少年が仕込んでいた謎のタオルはいったいなんだったのか。


あれ?やっぱり本当に終わりみたいだな?そう思いかけたその時、階段を駆け下り再び登場するチビキモ鬼様。そしてまた小ネタ、ヨーヨー。


更に先ほどよりも激しく動きまくって、おそらく一番の山場。ムーンウォーク炸裂。そのまま、あのタオルの上に座るチビキモ鬼様。


座ったはいいのだけど、何も起きず一瞬の沈黙、そしてチビキモ鬼様はよくわからないが何も起こらなかったことにショックを受けて嘆く。


嘆いたがどうやら気を取り直したのか逆再生かのように起き上がって再び座る。何気にこの逆再生着席が今回一番の驚きだった。再び座った結果、ブー!mogumogumo.jpを初期からお読みいただいている読者さんならもしかしたら覚えているかもしれない、2021年8月21日投稿《この記事が始まりとなりネットでバカ売れするような気がする》で取り上げたブーブークッションがタオルの下に隠されていたのです。
…うん、やっぱり逆再生着席の方が驚いたわ。でもでもチビキモ鬼様的にはちゃんとオナラがなって満足した模様、ドヤ感漂う筋肉ポーズ。それから何かを必死に叫ぶチビキモ鬼様。


何を伝えているのかホントよくわからなくて僕らは笑っていたのだけど、どうやら「さぁこれで以上です、終わり!」と言っていたらしい。でも口にライト加えているのでこちらからは「フォ!フォフォフォ!フォフォフォ!フォフォフォ!」としか聞こえない。言いたいこともフォにしかならないこんな世の中じゃポイズン、チビキモ鬼様。は本意で絶望の嘆き。

しばらく頭を抱えたけど、それでもまた立ち上がったチビキモ鬼様。でももう成すすべがなくなった模様、
「フォフォ!(終わり!)…」
「フォフォ!(終わり!)…」
「フォフォ!(終わり!)…」
としか、もう言わなくなった。そしてやっと父が察して呟く「…もしかしてさっきから終わりって言っているんじゃない?」、その瞬間チビキモ鬼様は父を指差して「フォ!(それ!)」
儀式を終えて
心地よい満足感が漂う中、兄弟で記念の筋肉ポーズを決め、それから頑張ったチビキモ鬼様への献上品。


それからそれから、捧げ物のチョコパイを開封しお裾分けの儀。父も神聖なるチビキモ鬼様のチョコパイ、ありがたく頂きました。


おわりに
今年もチビ鬼様の素晴らしい演舞によりとても良い節分になりました。正直この伝統芸能がいつまで守られていくのかは謎だけども(笑)それでも、心に残る素晴らしい儀式が今年も出来たという喜びをしっかりと噛み締め、儀式に恥じない良い1年を過ごしたいと思います。
日々のあれこれやチビキモ鬼様の活躍に感謝。記事は以上です、お読みいただきありがとうございました。
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