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太陽みたいな

 童話集《ちいさなキミのおはなし》
“太陽みたいな”

 

作品情報
ジャンル:童話

あらすじ
君は太陽みたいな子を知っているかい?

ボイスブック
この作品はアクター・香西翔陽により音声化されています。ぜひボイスブックを聴きながらお楽しみください。

 

 

パパはね、太陽みたいな子を知っている。
君は、そんな子を知っているかい?


太陽みたいな子はよく笑う。太陽みたいな子がよく笑うから、みんなはつられて笑顔になる。笑顔の子って、とても素敵だなってパパは思うんだ。みんなを笑顔にする子って、とてもとても素敵だなってパパは思うんだ。
さぁ質問、君はよく笑う子かい?

 

太陽みたいな子は元気いっぱい。太陽みたいな子はかけっこも絵を描くことも、それにお歌だって。元気いっぱいに頑張る子。全速力で走る姿、夢中になって絵を描く姿、大きな声で歌う姿、すごいなってパパはいつも思っている。
おぉ、君も同じゃないか、いつも元気いっぱいだ。

 

太陽みたいな子にだってダメなところはある。太陽みたいな子は寝る前の歯磨きを頑張らない。パパはね、それではいけないと思うんだ。だって、そうだろう、もし太陽みたいな子が虫歯になったら、痛くてその笑顔が見られなくなってしまう。これは大問題だ。だから太陽みたいな子もしっかり歯磨きをしなければね。
ところで、君はしっかりと歯磨きができているかい?

 

太陽みたいな子は優しい子。お友だちの事を考える優しい子。そりゃぁ時にはケンカをして泣いちゃう時もあるけれど、ごめんねができる、すぐにまた仲良しになれる。ああそうだ、それに優しい子は時々パパの肩を揉んでくれる。あれはすごく気持ちがいいんだ。時々なんて言わないで、パパは毎日してほしいなぁ。
ねぇ、君も優しい子だね。それじゃあ、ほら、パパの肩を揉んでくれるかい?

 

パパはね、太陽みたいな子を知っている。
それは君だよ。君は太陽みたいな子。

 

 

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《太陽みたいな》お楽しみいただけましたでしょうか。この作品のポイントはさりげなく「肩を揉むとお父さんは嬉しい」と子どもに印象付けることでしょうか。読み聞かせをしてるだけで深層心理にそう伝えることができるのだか、全父が泣いて喜ぶ童話になっているのではないでしょうか。ちなみに我が子たちはとても上手に肩も腰も揉める技術を習得してきております(ニヤリ)

 

 

ボイスブック
《太陽みたいな》はまだまだ多くのアクターによって音声化されています。ぜひぜひそれぞれの個性を感じながら作品の世界をお楽しみください。

★アクター:小湊千乃。

 

 

★アクター:月(ゆえ)

 

 

★アクター:月香(つきか)

 

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