mogumogumo.jp

モグ オフィシャル サイト

MENU

7月8日の事件の実行犯を見て感じたこと

f:id:koenohon:20220717124244p:image

 

 

これは別に、あえて記事にする事もないだろう呟きみたいな内容の記事。でも今回は、感じた危機感を簡潔にここへ残したと思います。

 

 

2022年7月8日(月)、奈良県奈良市にて安倍晋三元首相が応援演説中に銃撃され亡くなった。日本史に残る、起きてはならない暗殺事件だった。

自ら作った銃で安倍晋三元首相を暗殺した山上徹也容疑者はその場で取り押さえられ、その姿はすぐにニュースで流れた。

 

「安倍さんが撃たれた」という妻からのLINEがが僕にとっての第一報、すぐにTwitterから確認。その衝撃はかなりのものだった。それからまもなくして実行犯の画像や動画も出回り、確認できた。

山上徹也容疑者の姿を初めて見た時、まず思ったのが「あ、派遣の人だ」という事。一瞬でわかる、派遣の人の雰囲気。派遣の人の顔。

 

僕はこれまで何度も記事に書いてるように自営業と、それでは足りない部分を派遣の単発仕事にて補って暮らしている。派遣の仕事をやり始めたのが佐賀への移住をした2017年の秋からなので5年近くにはなる。今では多くの現場に慣れてしまった自分がいる。

「あ、派遣の人だ」と思った山上徹也容疑者、彼がもし、初めての現場で集合時間前、集合場所付近に現れたら一瞬でわかって「おはようございます、今日の派遣の人ですよね?僕もです」と何の疑いもなく声をかけられる。

きっと休日の街中で自衛隊員同士がすれ違ったら例え面識が無くても「今のは同業者かな」とわかるんじゃないだろうか。医者同士だってわかってしまうんじゃないだろうか。派遣同士は、特に単発系の派遣同士は、すぐにわかってしまうのです。

 

山上徹也容疑者。おそらくは単発系ではなく、ずっと同じ会社へ行くレギュラー系で派遣切りにあったのかな。1980年生まれの41歳、僕とも1歳しか違わない同世代。生まれ育った環境も味わってきた出来事も抱えているものも違うので、やってしまった事を理解することなんて到底できないけれど、何の躊躇もなく集合場所で挨拶していまうだろうなと思った相手のこんな事件に僕は考え込んでしまうのです。

あの人は僕の、何の躊躇もなく集合場所で挨拶できてしまう僕らの、そしてただ普通にもがきつつ生活を送っている僕ら全員の、紙一重の姿なんじゃないか。そんなふうに考え込み、恐怖や危機感を感じるのです。

 

 

冒頭で「あえて記事にする事もないだろう呟きみたいな内容」と書いたのは、恐怖や危機感を感じたからなんだ、という答えの部分が無いからです。答えを用意する気もなく、ただ恐怖や危機感を感じたという事実を伝えるだけの呟きなのです。でもきっと、同じように感じた方もどこかにいるのではないかなと思い、記事として投稿しました。お読みいただきありがとうございました。