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タテタカコ ニューアルバム《箋 -せん-》

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タテさんのニューアルバム《箋 -せん-》。購入は妻。タテさんの作品はいつも妻が必ず予約し、そしていつも届くのを楽しみに待つのが恒例です。

 

タテさんとはこれまで何回かライブを組ませていただいており、各回2公演以上組んでいたので僕のイベント団体SUNLIGHT-ONE PROJECTとしてもライブを沢山やらせていただいたアーティストなのです。

(あ、そうなんです、僕はブロガーでありボイスブックライターであり整体師であり焙煎珈琲豆屋でありバーチャル百貨店•八雲百貨店館長でありイベント団体SUNLIGHT-ONE PROJECTのイベンターなんですよ。最近はコロナでイベンターとしては全く動いていないですが…)

 

 

レビュー

ニューアルバム《箋 -せん-》、1曲目の“答え合わせもうやめた!”で一気に、優しく心を包まれて涙が。優しいアルバム、心に寄り添ってくれるような柔らかいアルバムが出来たんだなと感じました。

ピアノの音、出だしの声、すぐに感じたのはタテタさんの“心の余裕”。僕がタテさんにお会いした2013年からずっと変わらず思っているのは、タテさんが僕の出会った人達の中で一番綺麗なアーティストだという事。ガラスのように透明感を持つ美しさ。ガラスのようにというかガラスなんだと思います。だから傷ついてヒビが入っても全部見えるし、割れたら尖って触れられないものになる。それでもヒビ割れた部分さえ、尖った部分さえ綺麗に光るガラス。

そんなふうにガラスの美しさを持つタテさんですから、会うたびごとに、アルバムが出るたびごとに、その時その時の嬉しい事、楽しい事、切ない事、苦しい事、もがいてる事、苦しい事…いろんな想いまで綺麗に歌から伝わってくるんです。

そして感じた“心の余裕”。このコロナ禍、アーティスト達もこれまで通り活動できない日々が続き、悩む事も沢山あったと思いますが、そんな日々の中でも今を受け止め前を向く、人としての成長があったのではないでしょうか。ちなみに僕はこのコロナ禍、まだまだ全然心の余裕が無いのですけど、あぁもっと人として成長したい。
2曲目“そのままの気持ち”も、傷をそのまま見せるような曲ですが、今の“心の余裕”を持ったタテさんがそっと届けてくれるからこそ心の奥まで届くのだと思います。

 

3曲目“花化粧”のタテさんの美しい声。タテさんの美しい声に心を預けて心地良く揺られてみるのがいいのではないでしょうか。“花化粧”が声に心を預けるならば4曲目“crow”では心地良く刻まれるベースに身を委ねる曲。大沢夏海さん(ベース&歌)との素敵なコラボ曲です。個人的にはこの曲、永遠リピートで聴いていられる、いや永遠リピートで聴いていたい。好きだなぁ。大沢夏海さんは今作のデザインも担当されているんですね。墨を使った甲骨文字の箋や夏の大三角形などを甕えみさん。大沢夏海さんと甕えみさんのお二人もアルバムの雰囲気に合った“バスケのシュートの時の左手”みたい華の添え方ですごく素敵です。(“バスケのシュートの時の左手”という例え方は、わかる人にすごく良くわかるけどわからない人には完全にチンプンカンプンな例え方で多分このレビューで使ったのは失敗だと思うのですが、ここはあえて修正せずに投稿させていただきます)

 

5曲目“一直線上”はタテさんらしい迫力あるヒリヒリとしたダークなサウンドですが、そんな中でも柔らかさがあることを感じます。柔らかさのおかげで迫力に深みが増してます。
6曲目“立体駐車場”。“一直線上”に続けてまたタテさんらしい曲。“一直線上”とは違ったタテさんらしさで、この振り幅が素敵。

 

7曲目“ザ•ショルダーパッズのテーマ”。ニューアルバム《箋 -せん-》でこの曲が一番好きです。僕には人生のテーマソングにしている曲たちがありまして、それは久石譲の“summer”だったり、葉加瀬太郎の“ひまわり”だったりするのですが、これからこの“ザ•ショルダーパッズのテーマ”もテーマソングのひとつにしたいなと思ってます。

どこまでも行ける  なんにも纏わず
怖れないでいい  もう
なんにでもなれる  この雲をイメージ
変わっていけるよ  さあ
この身ひとつで  この身ひとつで
この身ひとつで  さあ

 

8曲目“背中でバイバイ”

誰かを諭したりしない
言葉を借りたりしない
まるでそこに前からいた
顔で馴染んでいた

僕はですね、SUNLIGHT-ONE PROJECT主催のライブでは終了後必ず出来るかぎりお客様に声かけをさせてもらっているのですが、これまで自分が組ませていただいたタテさんのライブで何度も失態を犯していまして…(焦)それは主宰なのに感極まって号泣してるという(苦笑)“背中でバイバイ”を聴きながら「あぁ今ライブを組ませてもらったら多分この曲で僕の涙腺は決壊するだろうな…」とまたしても犯すであろう失態を脳裏に描いてしまいました。鮮明に描きすぎて自分の泣き顔にちょっと引いた。
9曲目“星めぐり”。ライブで聴きたい曲。こういう曲をぜひ皆さんにもライブで聴いてもらいたいですね。僕が、僕たちがなんでこんなにもタテさんの歌を好きなのか、きっとそれを体感できるはずです。

 

そして最後は10曲目“この道”

どんなときでも
やわらかい気持ちで
そこにいたいから
また歩いていこう

1曲目からずっと感じた柔らかさで《箋 -せん-》はそっと幕を閉じます。優しく柔らかいアルバムの余韻は自分自身を見つめ直すような時間になりました。

 

《箋 -せん-》素敵なアルバムです。2021年、今のタテさん、等身大のタテさんがそのまま音になったかのようなアルバム。
レビューを書きながらさらに曲を深掘りして聴いていたら何度も感極まってしまい、結果レビューとしては全然深掘りしたような事を書いてないようになってしまいましたが(苦笑)でも本当に素敵な、優しく柔らかいアルバムをぜひ皆さんにも聴いてもらいたいです。

 

 

おまけ

前作が《十 -とお-》で今作が《箋 -せん-》。僕気づいちゃった。言葉遊び的にきっと次作は《暮 -ぼ-》だな。とおせんぼ。…あ、全然違うの?失礼いたしました( -᷄ ᴗ -᷅ )笑

 

 

購入

タテタカコ New ALBUM《箋 -せん-》
収録曲:
   ① 答え合わせもうやめた!
   ② そのままの気持ち
   ③ 花化粧
   ④ crow
   ⑤ 一直線上
   ⑥ 立体駐車場
   ⑦ ザ・ショルダーパッズのテーマ
   ⑧ 背中でバイバイ
   ⑨ 星めぐり
   ⑩ この道
価格:3000円
   送料全国一律500円

ご購入は感物屋WebShopにて
tate.cart.fc2.com

 

 

 

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