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そして僕は無言で写真を撮った

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本日、小学6年の娘・ホノカはバレーボールの遠征で朝6時45分集合。集合場所への途中でコンビニに寄りお昼のおにぎりを購入したのですが、ホノカがおにぎりを選んだ後に慌てて「どうしようアクエリアス(1L)忘れちゃった」と。

父的には「マジか(怒)」ですよ。お茶も水筒に入れて持っているけれど、しかしそれだけだと夕方まで帰ってこない遠征では足りるはずもなく。仕方なしに急遽アクエリアスを追加購入しました。

たかがドリンク一本、されどドリンク一本。父のお財布事情的には痛いのであります。思えば昨日のバレー前にもホノカの御希望で追加購入したウィダーインゼリーの限定ナシ味も痛かったのであります。そもそもアレはむしろ父が飲んでみたかった(泣)

実は最近、そんなふうに予定外の出費が続いていてリアルに僕は困惑しています。ここ2週間は生活費が通常の3倍、4倍のペースで出続けていて、これは困惑しない人などいないでしょう。あと、まだ現実を受け止めきれていないのでこの件は一言だけで終わりますが、3日前、フロントガラスにヒビが入ってる事に気付きました。泣きたい。

 


 

 


 

モヤモヤした気持ちでバレーの送りから戻ってきて、そしたらその後は幸せな時間ですよ。

モグ家恒例の日曜朝のヒトトキ。小学4年の息子・ミツナリによる整体のお時間です。整体師である父がミツナリに整体施術を行なうのではありません、ミツナリが父に整体施術を行なうのです。ちなみに施術料は20分400円。小学3年生の頃から始まった日曜のミツナリ少年のお仕事、3年の時には20分300円、5年になったら500円となっていく仕組みです。

ミツナリの施術は実に素晴らしく毎回施術中に僕は寝落ちします。施術後にはそのまま放置してもらって更には20分寝ます。この40分がどれほど僕の身体を支えてくれているか。感謝です。

 

少し話は逸れますが、ミツナリ少年は金持ちです。我が家は今のところ小遣い制では無いけれど、ミツナリ少年は金持ちです。駄菓子屋へ行くと自分のお金で毎回1000円近く買っていて、父は「セレブって怖い」と内心思ってます。(ただ前回は1500円に迫ったので「さすがに今度から500円までにしなさい」と伝えました)

何故ミツナリが金持ちか、それは稼ぐのが上手い。毎週の父への整体で収入があり。父のコーヒー豆ネット販売のお手伝いでも活躍して収入があり。更にはハンドドリップでコーヒーを淹れて家族に振る舞うので収入があり(隣の家は実家なのでジィジ、バァバから喫茶店価格が支払われる)。幼くして立派なビジネスマンなのです。

 


 

 


 

話を戻します。今回の本題に入ります。 
アクエリアス一本にさえ、なんだか心をモヤモヤさせて家へ戻った僕は早速整体をしてもらう為、ミツナリの部屋に入りました。そしてゴロゴロしながらミツナリの準備が出来るのを待っていると、いきなりミツナリが「内緒だけど、パパだけに。ここ、どう思う?」と笑顔で秘密の話をしてくれました。ミツナリ曰く“緊急の時のお金”の隠し場所でした。父は「おぉそこに隠すのはいいね」と動揺を隠しつつ答えました。ていうか、なんですか緊急のお金って。「銀行に預けてるのとも、貯めてるの(貯金箱)とも、自由に使うの(財布)とも違うの?」と聞いたら「違う、緊急のお金」との事です。なんでしょう…うーん…ちょっと理解が追いつきません。何がどうしたら…うーん。いや、やはり理解できない、なんで小学4年生の緊急用のお金が2万近くあるんだよ。生活費が通常の3倍、4倍のペースになって困惑している父は昨日この少年にジュースを買った事を後悔しました。今後は駄菓子屋だけじゃなくコンビニでも「自分のお金で買うように」と言おう。父と子の財政事情の違い、涙無しじゃ語れない。

 

心と脳がフリーズする最後のところで踏ん張って、もう一言をミツナリに投げ掛けました。
「緊急のお金って事は、とーちゃんが倒れて急に手術ってなったら『コレを使ってよ』って出してくれる?」
ミツナリは迷いなく返してくれました
「500円くらいまでならいいよ」

そして父の心と脳は止まり、なんの返事をしないまま無言でiPhoneのカメラを起動し、ミツナリの部屋の窓を撮りました。ミツナリは「なんで写真?」と言いましたが、僕もなんで写真なのかわかりません。しかし、感情の行き着いた先の“なにも考えていない無の境地”の写真です、ご査収ください。

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