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僕はすごい発見をしてしまった

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すごい発見

今週、僕はすごい発見をしてしまった。やばいぞ、これはノーベル賞モノかもしれない。受賞したら後は沢山の記者に追いかけまわされる日々が待っているのかな、“時の人”だし仕方ないか。うん、納得。でもあんまり注目されると恥ずかしいなぁ(照)

さてさて僕がしたすごい発見。それは…気になる?気になります?わかるー、気になるよね。

 

あのですね、どんなに前方の安全を確認してから目を閉じて歩き出しても5歩目から恐怖が襲ってくるのです。4歩目までは余裕、「このままずっと歩けるのでは?」とさえ思えてしまう。しかし5歩目になった途端に襲ってくる、必ず襲ってくる、前が見えないという恐怖。

…すごい。なんてすごい発見なんだ。僕、仕事中にふとやり始めてこの事に気付いちゃった時には「ノーベル賞モノかも」って声に出てしまったもの。それから何度仕事中に試しても必ず5歩目から恐怖が生まれる。すごい。必ず。

 

どうでしょう、すごい発見でしょう。とはいえ、この発見、何度も何度も仕事中に実験を繰り返したものの論文も何も書いてないんだよね、だから誰かが先に論文出して世の中に発表したらノーベル賞はその人のものになるだろうね。

でもね、いいのです。ノーベル賞は論文を書いた人が受け取ればいい。しっかりとした形で発表した人が受け取ればいい。どんな形であれ僕はこのすごい発見が皆に届いてくれればそれでいい。

 

目を閉じて恐怖を感じずに歩けるのは4歩まで。
5歩目からは必ず恐怖が襲ってくる。

 

すごい発見だ。で、なんかコレ、まんま人生だな。見て触れて“ちゃんとわかっている時”には希望や自信に満ちてどこまでも行けちゃう気になる。でも必ず少し歩いたら、4歩くらい進んだら、自分の中に情報や経験が無い場面になり恐怖を感じる。うん、まんま“生きること”だ。恐怖を感じて立ち止まったり目を開いてみたり、それでまた恐怖を含めた情報や経験を自分の糧とし歩き始める、“生きること”なんてその繰り返しだ。

ふふっ、急に格好付けてしまったし、“生きること”への例えが正解かはわからないけれど、まぁいいや僕はそう思う。

 

ていうか、ごめんなさい、やっぱりノーベル賞ほしいです、強がってみたけれど誰かじゃなくて僕がほしいです、だから皆さん、横取りで論文書くのはやめてくださいませ。

 

 

 


 

 


 

記事紹介

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