あめ玉をひとつ
日々の暮らしの中で頬張るあめ玉みたいに、染み渡るような音楽を。これは僕の好きな曲を紹介するコーナー。
今回のあめ玉
花束 / 中村マサトシ
《あめ玉をひとつ》6回目。
東北、地元・宮城を拠点に活動する中村マサトシ。元々、妻が中村君が所属するバンド《THE YOUTH》の大ファンで、「なかなかライブを観れる機会がない」と嘆いていて。長渕剛ファンである僕は長渕剛トリビュート版に参加している中村君の曲も聴いていたし、2004年の長渕剛桜島オールナイトにゲスト出演する中村君の生歌も聴けていたし、すごく素敵なのは知っていたので「それなら静岡に呼んじゃおうか」と言い出したのが僕が運営するイベント団体・SUNLIGHT-ONE PROJECTの始まり。
つまり中村マサトシはSUNLIGHT-ONE PROJECTにとってとても重要なキーマンだったのです。そんな中村君の楽曲から《あめ玉をひとつ》にピックアップするとなると…あの曲もこの曲もと色々あって困るのだけど、今回はその中でも“花束”を。
頑張り屋さんのあなたでも
できないことぐらいあるでしょう
やせ我慢しているあなたでも
堪えきれないことがあるでしょう
そっと寄り添うような歌。なんとかギリギリで毎日を乗り越えている。乗り越えてきているのだけど。そんな姿を「わかっているよ」と言ってもらえたかのような歌。
ギリギリ乗り越える毎日は変わらずこれからも続く。だけど「わかっているよ」と寄り添うぬくもりに涙が溢れた後は、そんな毎日をまた乗り越えていける気がするね。
バックナンバー
003 Summer/久石譲 ■ 004 道程/タテタカコ
005 ひまわり/葉加瀬太郎 ■ 006 花束/中村マサトシ
