あめ玉をひとつ
日々の暮らしの中で頬張るあめ玉みたいに、染み渡るような音楽を。これは僕の好きな曲を紹介するコーナー。
今回のあめ玉
Hard Times Come Again No More / SHANTI
《あめ玉をひとつ》8回目。
1854年にスティーブン・フォスターによって書かれ、皆に歌い継がれてきた曲。色々なアーティストが歌っているけども、スティーブン・フォスターが歌う音源は聴いたことがない。というかその頃、まだ録音する技術がなかったんじゃないのかな。だから現代では誰も原曲を聴いたことがない。
本当に多くのアーティストが歌っていて、僕はどのバージョンも好きで。YouTubeにはプロアマ問わず素晴らしい“Hard Times Come Again No More”が転がっているからぜひみんなもあなた好みの“Hard Times Come Again No More”を見つけてほしい。
そして今回紹介するSHANTIが歌うバージョンは。どのバージョンより切なく胸が締め付けられる。ピアノも声も、とても美しく、それが心を切なくさせる。苦しみ、不安、そんな中だからこその願いがある。心に宿った願いは灯りとなって、日々の暮らしを乗り越えていく支えになってくれると思うんだ。
Tis the song, the sigh of the weary,
Hard Times, hard times, come again no more
Many days you have lingered around my cabin door
Hard Times, hard times, come again no more
150年経っても色褪せる事のない願いの歌を、ぜひSHANTIの声で聴いてみてほしいなぁ。
バックナンバー
03 Summer/久石譲 ■ 04 道程/タテタカコ
05 ひまわり/葉加瀬太郎 ■ 06 花束/中村マサトシ
08 Hard Times Come Again No More / SHANTI