はじめに
このコラムはこれまでボイスブックコンテンツWritoneにて公開されている《ライトーンモグコラム》のエピソードです。文章作品ではなく、あくまでも音声作品として書いたものですので、文章はオマケ程度でボイスブックをお楽しみいただけたら嬉しいです。
作品説明
2019年のボイスブック。前回のエピソード《卒園式まで1ヶ月》のその後のエピソードです。
ボイスブック
ボイスアクター:ようじろう
九州の女
前回エピソード《世界の王様》にて、嫁が僕のスリッパを用意してくれなかった件。それをこの前、僕のやってる団体SUNLIGHT-ONE PROJECTのイベント中に出店者・ハンドメイドアクセサリーのNanohanaさんに話したんだよ。Nanohanaさんもね嫁と同じ九州の女で、嫁とは何度も会ってるしね。
「ねぇ聞いて、この前卒園式だったんだけど。」
「あ、ウチも昨日卒園式でした。」
「卒園式で持ち物、スリッパって書いてあって。」
「うん。」
「ウチの嫁、自分のスリッパだけ用意して、僕のスリッパ持ってこなかったんだけど。考えられる?持ち物リスト確認して用意したの嫁なのに、自分のスリッパだけ持って旦那のスリッパは持たずに卒園式出るって…ねぇ考えられる?ありえないよね?」
「あー…。私も昨日全く同じことしちゃって…。」
「はい?」
「幼稚園で旦那に『俺のは?』って言われて、あっと思って…。」
「マジか…。」
嫁もNanohanaさんも。揃いもそろって。僕は、九州の女は怖いなと思いました。
ちなみに。その後、嫁と子供が佐賀から静岡に遊びに来る機会があって。息子ミツナリの友達のパパママで集まってバーベキューやってる時にそのスリッパ話をしたんだけど。そこで嫁が、旦那のスリッパを持ってこなかった理由をみんなに言ったよ。
「この人、2年前のホノカの入学式の時、車のボンネットに自分のスリッパ置いたまま出発してどこかに落として(笑)結局スリッパ無しで入学式に参加してたから、あぁこの人はスリッパ要らない人なんだぁと思って(笑)」
なんかすんごく、まわりのママさん達の笑いを誘ってて。僕、恥ずかしい思い出だし。改めて、九州の女は怖いなと思いました。以上です。
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